砂糖水を飲みつづけるネズミ

2012/11/20

ウィザス会長の堀川一晃氏との共著です。 
勉強を楽しくワクワクしながら取り組めるような"やる気"はどのように喚起されるのでしょうか? 
本書は、そのヒントを与えてくれます。 
 
話を戻します。
ドーナツを食べはじめるとなかなかとまりません。
こんな経験はみなさん、お持ちのことでしょう。
なぜ、そうなるのでしょうか? 
アメリカ、カナダ、ヨーロッパのすぐれた科学者たちが、動物を使った実験で、
デザートや甘くてうまいものには依存症を引き起こす凄い力があることを発表しています。
 この分野で先頭を走るのは、40年もの間、脳がどのように食欲をコントロールし、
また、食べものが依存を引き起こすのかを研究してきたプリンストン大学のバート・ホーベル教授です。
彼は1996年から砂糖が脳におよぼす影響を研究しており、その驚くべき結果に世界中が注目しています。
 もともとホーベル教授は、食欲抑制剤が砂糖の摂取をどれほど減少させるかを調べようとしていました。
そこで、ネズミに毎日2~3時間砂糖水を与えました。
そしてネズミが砂糖水を飲む量が一定になったら、その量が薬によってどのように変化するかを観察しようとしたのです。

 でも、思いがけないことが起こりました。
ほんの2~3日のうちに、パブロフのイヌのような条件反射が起こったのです。
実験を担当していた院生が部屋に入ると、砂糖水が飲めることを知っているネズミが興奮しはじめました。
 ネズミがいっせいに砂糖水をとりにカゴの前方に走ってきました。
砂糖水の容器のノズルをカゴの前に並べると、ネズミが興奮し容器からノズルを引きちぎってしまい、
あたり一面は砂糖水でびしょ濡れです。
 ネズミの異常行動はこれだけではありません。
食べものと砂糖水を同時に与えると、ネズミは食べものを食べずに、砂糖水を優先して飲むのです。
そして1日24時間、ネズミはずっと砂糖水を飲みつづけました。
ネズミにいったい何が起こったのでしょうか?

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