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ゼロカロリー甘味料についての5つの神話、その4、砂糖を含まい人工甘味料を食べると虫歯ができにくい。

2020/07/28

神話崩壊

間違いである。 
大量の砂糖が入った食品を食べると、虫歯ができ、歯が悪くなる。このしくみから説明しよう。 

歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間には、白いネバネバしたかたまりが付着している。これをプラーク(歯垢)という。プラークの中に細菌が住んでいる。この細菌が砂糖を分解して酸をつくるため、プラークのPHが低下する。たとえば、0.1%の砂糖水を10ml飲むと、プラークのPHは5.0以下になる。

一方、歯の表面を覆うエナメル質はリン酸カルシウムでできていて、PHが5.5以下になると急激に溶け出す。だから、砂糖を食べると虫歯になりやすいのである。

それなら、砂糖を含まない人工甘味料なら虫歯を作らない、と思うかもしれない。だが、それは間違いである。なぜか? アメリカ歯科協会の肥満アドバイザーで歯科医のアリス・ボグホシアンは、こういう。「ゼロカロリー甘味料の入ったソーダやスポーツドリンク、スナック菓子などは、砂糖こそ入ってないものの、口内を酸性にしやすい」からである、という。

ポイントは、虫歯ができるか、できないかを左右するのは、PHなのである。ダイエットソーダや砂糖の入っていないドリンクは、クエン酸が多量に含まれるために酸性が非常に強く、歯のエナメル質を溶かす。こうして虫歯ができる。

こういったドリンクをたまに飲むのはいいが、頻繁に飲むと歯を侵食させ、歯の崩壊リスクが高くなる。では、虫歯を防ぐにはどうすればいいのか? ボグホシアン博士は、こうアドバイスする。「ダイエットソーダを飲んだら、酸をエナメル質の奥に入り込ませないために少なくとも1時間待ってから歯を磨くのがいい」。
次いでに言うと、ダイエットソーダを飲んだ後に口をゆすいで、酸を取り除くとさらに良い。
 

 

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