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生田哲
大金はたいて、不健康を買う
2006/02/21
 
大金はたいて、不健康を買う。そんなバカな。だが、これは決して笑い事ではない。そんな例を2つだけ紹介しよう。
1つは、「若返りのサプリ」として人気のサプリ「核酸」。だが、うたわれている効果よりも、核酸の主成分であるプリン体が痛風を発症させはしないかと心配なのだ。
 2つめは、大手酒会社が販売している「アラビタ」なるサプリで、その宣伝広告は大手新聞にデカデカと掲載されている。その主成分のアラキドン酸なる物質は、心臓病、糖尿病、がんの原因となる慢性炎症を発生させる元凶なのである。
 このことが判明してから、アメリカではアラキドン酸の体内でのレベルを低下させるための必死の努力がつづけられている。アラキドン酸はわざわざサプリとして体内に摂取すべき物質ではない。
 この詳細は、拙著「心臓病・糖尿病・がんの原因は『慢性炎症』だった!」(日本実業出版社)に述べたので、ご参照ください。 
 サプリについての正しい知識が欠かせないことがわかる。さもないと、高金をはたいて、不健康を買うハメにおちる。
 では、サプリの知識を消費者はどこから得ているのだろうか? 
 その多くは宣伝広告からであろう。サプリの宣伝広告は、従来のチラシ、新聞、テレビに加え、今ではインターネットも盛んに利用されている。これらの情報をもとに、消費者は、サプリをコンビニやドラッグストアに足を運んだり、あるいは、インターネットから購入している。
 インターネットは便利だ。海外でのみ販売されているサプリでも容易に入手できるからだ。言い換えれば、日本では販売が許可されていない、あるいは、医薬品成分に分類されているため、国内での販売が禁止されている、メラトニン、カバ、エフェドラなどのサプリでも購入できるのである。
 だが、その便利さの反面、「危険」もつきまとう。だから、インターネットでの購入には、サプリの知識がなおいっそう必要となる。
日本にはサプリを明確に規定する法律がまだ成立していないのだ。それでは読者もお困りだろう。そこで人気サプリを俎上(そじょう、るび)に載せ、うたわれている効果が人間に本当にあるのかないのか、これを科学的に厳正に吟味することにする。

 
 
 
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