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日本人の生活にすっかり定着したサプリ。その証拠に、新聞にはサプリ会社の巨大な広告が掲載され、コンビニやドラッグストアには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、痩せる効果をうたったもの、抗老化、美肌、強壮など、多種多様なサプリが、店のもっとも目立つ場所に所狭しと並んでいる。
もちろん、サプリは爆発的に売れている。日本のサプリ市場は2001 年に 9700 億円であったが、毎年、約千億円の伸びがつづき、2004 年にはついに1兆円の大台を超え、1兆 2850 億円に達した。
サプリの錠剤を口にバクバク含むアメリカ人が2000年にサプリに消費した金額は、日本円に換算して約2兆円である。日本の人口はアメリカのほぼ半分だから、日本人一人当たりのサプリへの支出額はアメリカ人とほど同じである。要するに、消費金額ベースで見ると、日本はすでにアメリカと並ぶサプリ大国なのである。
なぜ、日本でこんなにサプリが売れるようになったのか?
先進諸国では高カロリーと高脂肪食品が行き渡り、肥満、糖尿病、高血圧、がんが著しく増えた。まず、要因の第1は、食事とこれらの病気の因果関係が認められるようになり、専門家ばかりでなく、消費者も積極的に食物に関心を持つようになったことである。 それともうひとつ。老若男女を問わず、日本人の健康への意識が高まったことも挙げねばならない。それまでは、病気になったら、医者にかかろうという消極的な考えだったのが、ここにきて、医療費の自己負担が増えたこともあり、自分の身体と心の健康をみずから守ろうとする積極的な姿勢に変わったのである。
その結果、この10年ぐらいの間にサプリが日本人の生活にすっかり定着した。だが、サプリの正しい知識を持たずに、テレビの健康番組や宣伝広告を真に受けて、サプリを購入していては、健康を購入したつもりが、じつは、「不健康」を買うことになってしまう。
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