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5回~コンプレィセンシー
2002/02/07
「危険な状態にあるにもかかわらず、ノホホンとしている状態」をコンプレィセンシーといいます。
こんな実例があります。
「良く知っているはずの空港で、タクシーウエイをミスしそうになった。先行機のランプエリアに惑わされたのと、慣れによる不注意が原因」
<解説>タクシーウエイとは、滑走路から駐機場までの異動区間を指します。
こうしたコンプレィセンシー病は、特にベテランに多いようです。
「自分は仕事が出来るんだ」という自信が裏目にでるのでしょう。
そういえば、看護婦さんの事故の発生率もそうです。
経験年数 0~1年代が30.8%
1~3年代が28.3%
に対して 3~5年代が37.5%と多いのは、
コンプレ病におちいった結果かもしれませんね。