薬剤師の役割と薬局マネージメントNo27

2009/08/26

 

「患者中心の医療」が選挙戦の中で叫ばれています。行政や医療関係者が声を大にしています。
何故でしょうか?患者中心になっていないからです。
当たり前の姿になっていないからです。
医療が患者を無視しているからです。
「患者中心の医療」の背景は米国の人権運動からスタートしたのです。  
患者にも自分のことは自分で決める権利があります。
ヒトの命への価値判断が問われました。
ギリシャ語に由来する複合語のバイオ(生命)エシックス(倫理)の考えが広まりました。
インフォームドコンセントの法理が確立して押しつけの医療から患者が納得して、安心して受けられる医療に変化してきました。
患者のために最善の医療を提供しているから「患者中心の医療」を行っていると思いこみは誤りです。
医療者の都合、尺度で組み立ててはなりません。

薬剤師は医療人であると錯覚しないこと。ミニドクターではありません。
薬剤師は薬の専門家です。
医師が選択した医薬品が患者にとってベストであるかを判断できるのは薬剤師です。
薬剤師は薬の専門家として科学的に判断して、医師に提案をしましょう。
薬物動態学的・製剤学的に提案できるのは薬剤師だけです。

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